音楽と金 |
先週の週末くらいのニュースなんでちょっと古いんだけど。
AvexがCCCD(コピーコントロールCD)でのリリース強制を弾力化すると発表したのを受け、
古巣のSMEも、レーベルゲートCDというコピープロテクトCDの全廃を検討するという。
2年もやってたんだ、これ。
CCCDでリリースしちゃった旧譜はどうするんだろ。
iPodの普及が予想外に大きかったのと、
CCCD導入後、業績が落ち込んだせいとのことですが。
結論的には「やっぱり儲からない」との判断ですかね。
みなさんご存知の通り、CCCDについては、
特にネット上で盛んに議論されました。
書くと長くなるのでそれぞれで検索してみて下さい。
いっぱいあります。その上で自分の頭で考えてみて下さい。
とにかく、この2年にも及ぶCCCDの問題は、
音楽ビジネスのあり方、著作権の問題、消費者のモラル、
そういったものを考えるきっかけにはなった。
ただ、撤廃を宣言したからといって問題解決にはならない。
単にゼロに戻っただけである。
レコード会社やアーティスト、小売店、著作権管理会社には、
CDを買ってもらえばそれぞれに幾らか入る。
が、コピーされてしまえばやっぱりタダという図式は変わらない。
違法に入手する人の中には「デカイ会社とか金持ってるアーティストが損するだけでしょ」
くらいに思ってる人もいるかもしれないが、
例えば小売店。アナタの町のCD屋さんが潰れてしまう可能性だってある。
潰れなかったとしても、一生懸命に素晴らしい音楽を聴いてもらおうと
頑張っている店員さんがいたとしよう。
でも、その人だって売り上げが落ち込めばお給料も下がる。
生活が出来ないから仕事を変える。
そうなるとますます「売れる音楽」しかお店に並ばない。
それはレコード会社だって同じ。
優秀な社員だろうと、優良な音楽を作る人だろうと関係なく、
音楽を提供する場から、ますますいい人材がいなくなっちゃうよ。
ただ、コピーそのものは悪じゃない。
そして、音楽ビジネスの低迷は違法コピーだけが原因ではない。
今後も音楽の聴き方は日々変わり続ける。
最終的には良質な音楽を作る側と、それを受ける側、
双方のあり方という根本的な問題。
私は思うんだ。
「そもそも音楽は儲かるものではない」ってこと。
営利団体であり、上場しているレコード会社にとっては冗談じゃないと思うだろうけど。
80年代後期から90年代前半にかけて、
「音楽ビジネス=儲かる」という幻想を見てしまっただけであって、
本来は他の職業と何ら変わりはない、頑張った分だけ入る、単純なものな筈だ。
アーティストにとっても著作権は確かに重要な権利ではあるが、
「音楽で食って行く=著作権でウハウハ」なんつー考え方は情けない。
『著作権』の権利は「自分が作った証明」であって、飯の種ではない。
また、著作権管理会社(JASRACなど)は、
著作権を整理し、使用された分を提示する会社であって、
その権利自体を守ってくれる会社ではない。
(余談だが私の楽曲が盗作された時、JASRACと元のレコード会社は全く動きもしなかった)
CCCDの問題が世に広まるにつれ、
音楽業界のマイナス面だけが露呈されてしまった。
「音楽と金」という、ある意味決して溶け合うことのない2つの存在を
ビジネスにしてしまったが故に出る膿なのかも知れない。
しかし、その中で生きている人間には、
理想を持ち続けている人も多いってことを、知ってもらいたい。
日々葛藤し、音楽と向き合い、音楽を心から愛している人達が、
次のステージを作って行けるよう、力を貸して欲しいと思う。
聴いてくれる人がいるから、私は歌うんだもの。
・・・まー、そもそもうちにゃCCCDなんて関係ないんだけどね。
ソニーミュージックがCCCDによる禁止機能の全廃を検討というニュースが騒がれて
ウェブログ:人にはそれぞれ事情がある
時刻:2004年09月20日 (月)
ミュージックマシーン9/20付より。アーティスト、服部祐民子氏が9/20付の自身の日記「音楽と金」にて、今回のCCCD弾力化について触れています。以下、一部抜粋します。 >> 2年もやってたんだ、これ ......
ウェブログ:facethemusic
時刻:2004年09月21日 (火)
▼複製防止CD見直し広がる・SMEも全面廃止検討 ▼CDコピー:ソニーが禁止機能の全廃を検討 CDマーケットを保護するために、 プロテクトに資本投下して裏目に。 ってことは、アップルストア日本開店も近いってことなんだろうか? ここのところ、キャンペーンと...
ウェブログ:満身慢心
時刻:2004年09月22日 (水)
すごくリアルで真剣に考えさせられてしまします。 服部祐民子さんのHP「服部んち」内blogより「音楽と金」 読んでいただければ即納得な内容。 実は知らない人でもないので、余計身にしてみてしまいました。 結局、音楽を”商品”ととらえるか”作品”ととら...
ウェブログ:どこかのだれかの音楽日記
時刻:2004年09月30日 (木)
はじめまして。私のブログでも同様のネタを扱っていることもあり、トラックバックさせて頂きました。他には見ないミュージシャンの視点での意見ということで、多くの人に読んで頂けるといいのですけどね。
それにしてもザックリとした素敵な意見です♪
またも世間の常識をいい意味でぶっ飛ばす日記でしたね。
先日俺の好きだったアーティストが無期活動停止宣言を出しました。
彼女いわく「この国では私のやりたいことができない」
とのこと。音楽への終止符・・・音楽では戦いたくない、と・・・
結局彼女は音楽ビジネスの中で埋もれていってしまったんだと思う。
祐民子さんや他の人にも読んでほしいからURL張ってみました。
やめる人もいれば自主制作でDVD売り切る人もいて・・・(笑)
前に「F」という漫画で「歌手は歌いたいから歌うんであって金のためではない」とかいうせりふを見かけました。
取り留めのない文になっちゃいました。
ゆみこさんにはこれからも自分の世界を作り続けてほしいです。
なんかその通りって感じ、
自分の育った環境によるものなのかもしれないけど、楽して儲けるなんてのは幻想でしかないんですな。実家の家業が職人さんだったのでその背中を見て育って来た自分はそのことについて肌で感じてきました。「働いた分しか儲からない」そんな単純な事すら見えなくなってるような気が本当にしますな。
一時期MP3プレーヤーを使っていたのですが、外国製という事で取り説が英語という事とその当時インタネットの環境が整っておらず、割とすぐ兄にあげてしまった事をふと思い出しました。
でも最大の理由は実はコピーコントロールCDが出始めたというのも大きかったのです。コンピュータを介してデータを取り込む関係上うっとうしくなってしまったのです。
そんなわけでいまだにアナクロな事にカセットテープを愛用する日々です。ウォークマンも安くなったしねえ。(苦笑)
早くMDに変えたい今日この頃です。
そうですよね。
わたしには、カセットテープは必需品です。毎日使用しています。最近は、ラジカセに飽きたらず「カセットデッキ」を購入しましたよ。管理人さんはどの機種をお持ちですか。ちなみに、私はパイオニアの「T-WD5R」です。
その後、T−WD5Rの他に、3ヘッドカセットデッキを購入しました。2ヘッドしか聞いたことがなかったので、その素晴らしさを味わっています。
その後購入したのは、V−5010という3ヘッドカセットデッキです。中古でしたが、非常に性能が高く、カセットテープを見直しております。
う〜ん、なんかカセット好きな人がいらしたのですね。
カセットJAM05とか言うサイトがあるので行ってみると面白いかもですよ。カセットの写真だけのサイトですが、癒されます。
ttp://homepage3.nifty.com/hanazuc/cassette/


